Drupal 9のリリース予定が2020年6月3日で決まりました。そして、2021年11月にDrupal 8のサポートが終了します。
Driesさんのブログから。
これまで、メジャーバージョンの1つ前のバージョンは継続してサポートする形でしたが、Drupal 9がリリースされてDrupal 8のサポートが18ヶ月しかないのは短くなっており注意が必要です。
ブログには、Drupal 8で利用しているSymfony フレームワークのバージョンアップがあり、そのバージョンアップに合わせてDrupalもバージョンアップするとのことです。
（なお、Symfonyのバージョンアップ版で、Drupal 8が動作するように作業は進められているようです。）
ただし、Drupal 8から、Drupal 9へのアップデートは容易にできるということで進められています。そのための準備としては、Drupal 8の最新リビジョンに日々更新していくことが求められます。しかし、Drupal 8で廃止予定のAPIがあり、それらがDrupal 9で利用できなくなると、一部の寄与モジュール、カスタムモジュールについては見直しが必要になるかもしれません。
Drupal 9のリリース計画は、日本の会計年度と照らし合わせると比較的良い時期かもしれません。
Drupal 9が6月にリリースされて評価し、秋には来年度のアップデートする予算を確保、翌年度からアップデート作業を始め11月末までにアップデートを完了させるというスケジューリングができます。
もうすぐ2018年が終わりますが、少し早いですが2020年に向けてDrupal 8およびDrupal 9へのアップデートを考慮して進めていくのがよいかと思います。
特に、Drupal 7ユーザは、Drupal 8へのアップデートは互換がないため、作業はサイトを構築し直しになります。このため、早めにDrupal 8へのアップデートを進めていく必要があります。
弊社では、Drupal 7からDrupal 8へのアップデート作業を現在進めており、こちらについては別の機会にお話できればと思います。